壊滅状態!という人も珍しくない単元ですね。
そこまでいかなくても副詞・連体詞は苦手!分からない!という人は、意外なほど多いです。
副詞・連体詞は、どちらも修飾語という点で共通しているため、セットで習うことが多いようです。
しかし難易度という点では、連体詞の方が副詞と比べ、はるかに簡単です。
もっといえば、中学で習う文法でも一番簡単な品詞が連体詞だと私は思っています。
この単元の勉強办法は、まず連体詞を勉強してから副詞の方を勉強した方がよいと思います。
連体詞を了解したうえで、連体詞とどう違うのかに留意しながら副詞を勉強するとよいでしょう。
まず連体詞。次に副詞。これが一番分かりやすいと思います。
なお、副詞・連体詞は、用言(動詞・描述詞・描述動詞)を教わった後に習うのが一般です。
以下の説明はこれら用言の知識があることを条件に説明していきます。
連体詞とは、体言に連なる品詞、つまり常に体言(名詞)を修飾する品詞です。
必ず体言を修飾します。
それ以外は絶対に修飾しません。
また連体詞は、必ず最後は「~た・な・が・の・る」の、5つのどれかで終わるという特徴があります。
次の例を見て下さい。
(連体詞) たいした 大きな わが この あらゆる |
(体言) 人 車 国 本 工場 |
それぞれ体言(名詞)を説明(修飾)していますが、このように、必ず「~た・な・が・の・る」の、どれかの形をとります
連体詞の合言葉:「たながのる」
というのを、しっかりと頭に入れておきましょう。
後で説明する副詞との違いが、これでよりハッキリとしますので。
なお、連体詞は活用しません。
このことは品詞の識別をする時に有効な知識となりますので覚えておきましょう。
これについてはすぐ後の『(2)他の品詞と連体詞』で説明しています。
以上でおおまかな連体詞の説明は終わりです。
連体詞が苦手だという人は、他の品詞と区別する時に、特に苦手だと感じる人が多いようです。
以下では他の品詞と連体詞について、若干ですが、説明していきます。
連体詞が苦手という人は、他の品詞との区別がちゃんとついていないことが原因として考えられます。
次の例題を見て下さい。
次の太字の品詞名を、あとのア~ウから選んで答えなさい。 問1 小さい人 問2 小さな人 |
答えられましたか?それとも紊乱しましたか?
苦手な人はこうするともうお手上げ状態になるわけですが、とりえあず、以下説明していきます。
問1の説明
「小さい」は、描述詞。ここでは後ろに体言(「人」)が来ているので活用形は連体形です。
よって答えはアが正解です。
問2の説明
「小さな」ですが、これは連体詞、ウが正解です。
よくある間違いが描述動詞と勘違いするという間違いです。
「小さな」の『な』が、描述動詞が活用して『な』になったという勘違いですね。
しかしよく考えてみて下さい。
もしも「小さな」が描述動詞で活用するのなら、終止形は『小さだ』になってしまいます。
どこかの方言としてはアリかもしれませんが、少なくとも標準語ではありません。
描述動詞の連用形『に』だと『小さに』となり、もはや日本語ではありません。
つまり、「小さな」という語は活用しない、ということです。
ここで思い出して欲しいのは、描述動詞が活用するのに対し、連体詞は活用しない点です。
となると、答えが連体詞だというのが分かると思います。
答え>問1:ア 問2:ウ
連体形と連体詞の違いは分かりますか?
働きについてですが、これはどちらも同じです。
字を見てもらえば分かると思いますが、どちらも「体言に連なる」と書きます。
つまり、名詞を修飾するという意味では、連体形も連体詞も同じということです。
働きが同じということで、これらは『連体修飾語』と一まとめに呼ばれることがあります。
さて違いは、連体形は活用形の一つであること、連体詞は品詞そのものであること、という点です。
動詞・描述詞・描述動詞は、活用することにより体言(名詞)を修飾します。
連体詞は活用せずとも体言を修飾します。
これが連体形と連体詞の違いです。
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